忌中。初七日の夢
母をなくして10日です。初七日に行こうと思っても行かずに朝起きたらしたら「やすー、きて。」と修羅のような苦しそうな顔で訴えてきて、夕方ねてたら「来てー」と死にそうな顔で来て、分かった行くよと2時間かけて夜中についてその日中にお参り、鐘を鳴らしたら、眠った夢で「やっちゃーん、ありがと」と闘病時の苦しい顔ではなく元気な時の顔と声で鮮明に話しかけてきました。あまりにリアルでしたが、亡くなった人が夢に出るとか話しかけてくるとかあるんですか?
いるような気もするし、守護霊のような気もするけど。さみしいです。私が東京から帰ってきた時の顔と、小学校高学年の時の車と景色で。あの時の姿がお母さんにとってしあわせの時だったのかなと。
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まず、お母様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。10日という短い期間で、深い悲しみの中にあられることと思います。ご質問の「亡くなった人が夢に出たり話しかけてくる」体験について、以下でお答えします。
### 体験の背景と一般的な視点
あなたが経験されたような、亡魂が夢やビジョンで現れるという話は、文化的・宗教的背景や個人の信念によって解釈が異なりますが、世界中で多くの人が似たような体験を報告しています。特に、初七日や四十九日など、仏教において故人の魂がこの世とあの世の間を彷徨うとされる期間に、こうした体験が起こることは珍しくありません。
- **仏教の観点**: 日本の仏教では、人が亡くなってから四十九日までの間、魂がこの世に留まっていると考えられることがあります。初七日はその最初の節目で、故人が家族や大切な人に何かを伝えようとするタイミングとされることもあります。あなたがお母様の「来て」という声を夢やビジョンで感じたのは、初七日のお参りに行くことを促された、あるいはお母様があなたに感謝や安心を伝えたかった可能性が考えられます。
- **心理学的観点**: 心理学では、愛する人を亡くした直後の強い悲しみや喪失感が、夢や幻覚のような形で故人を「感じる」体験を引き起こすことがあります。これは「グリーフ・ハルシネーション(悲嘆による幻覚)」と呼ばれ、亡魂が実際に現れたというより、深い愛情や未練、故人とのつながりを求める心がそうしたイメージを生み出すとされます。あなたの夢での「やっちゃーん、ありがと」という声や元気な顔は、お母様との絆や、闘病の苦しみから解放された姿を心が映し出した可能性もあります。
- **スピリチュアルな観点**: 多くの文化やスピリチュアルな信念では、亡魂が夢や直感を通じて残された者にメッセージを伝えることがあるとされます。特に、あなたが感じた「リアルさ」や、闘病時の苦しい顔ではなく「元気な時の顔と声」という点は、お母様が苦しみから解放され、安心して旅立ったことを伝えたかったのかもしれません。
### あなたの体験について
あなたが語られた内容から、以下のようなポイントが印象的です:
1. **「やすー、きて。」と訴える姿**: 修羅のような苦しそうな顔や「死にそうな顔」は、お母様があなたに何かを強く伝えようとしていた可能性があります。初七日のお参りに行くことをためらっていたタイミングでのこの体験は、お母様が「行ってほしい」と願っていた、あるいはあなた自身が心のどこかでお参りの重要性を感じていたことを反映しているかもしれません。
2. **お参りと鐘の後での変化**: お参りに行き、鐘を鳴らした後に見た夢で、お母様が「元気な時の顔と声」で感謝を伝えてきたのは、非常に象徴的です。仏教では、鐘の音は故人の魂を導き、供養の一環として穢れを清めるとされています。お参りを通じてお母様の魂が安堵し、あなたに感謝や安心を伝えたかったのかもしれません。
3. **リアルさの感覚**: 夢があまりにも鮮明だったという点は、単なる夢を超えた何かを感じさせるものです。これはお母様との強い絆や、供養を通じて心の整理が進んだ結果、魂が穏やかになったことを象徴している可能性があります。
### 亡魂が夢に出ることの「あるある」について
亡くなった人が夢やビジョンで現れる体験は、以下のようなケースでよく報告されます:
- **節目のタイミング**: 初七日、四十九日、一周忌など、供養の節目に夢で見ることが多いとされます。
- **メッセージ性**: 「ありがとう」「心配しないで」「元気だよ」といった安心や感謝を伝える内容が多いです。あなたの場合も「やっちゃーん、ありがと」という言葉がこれに該当します。
- **リアルな感覚**: 夢なのに現実のように鮮明で、声や表情がはっきりしている場合、特別な体験として記憶に残ることが多いです。
- **解放や癒しのサイン**: 闘病の苦しみから解放された元気な姿で現れるのは、故人が安らかに旅立ったことを示すと解釈されることがあります。
### どう受け止めるか
この体験をどう受け止めるかは、あなたの信念や気持ち次第です。以下は一つの考え方です:
- **供養の効果**: お参りに行き、鐘を鳴らしたことで、お母様の魂が安堵し、あなたに感謝を伝えたかった可能性があります。仏教では、供養は故人の魂を導き、残された者の心を癒す行為とされます。あなたの行動がお母様の魂を安心させ、元気な姿で現れたのかもしれません。
- **心のつながり**: お母様との深い愛情や絆が、夢を通じて「ありがとう」という形で現れたと考えられます。闘病時の苦しい姿ではなく、元気な姿で現れたのは、お母様が苦しみから解放され、あなたに安心してほしいと願っているサインかもしれません。
- **スピリチュアルな解釈**: もしスピリチュアルな視点に親しむなら、お母様の魂があなたに直接メッセージを伝えに来た可能性もあります。特に「やっちゃーん」という呼びかけは、親しい間柄ならではの温かみを感じさせます。
### 今後について
- **供養を続ける**: 初七日を終え、四十九日やその後の法要も大切な節目です。お母様のために祈りを捧げたり、思い出を話したりすることで、心の整理が進み、お母様の魂も安らぐかもしれません。
- **夢や感覚を大切に**: このような体験は、悲しみの中でも希望やつながりを感じる貴重な瞬間です。お母様が元気な姿で現れたことを心の支えに、ゆっくりと前に進んでください。
- **話す・書くことで整理**: こうした体験を信頼できる人に話したり、日記に書いたりすると、気持ちが整理され、癒しにつながることがあります。
### 最後に
亡魂が夢に出たり話しかけてくる体験は、科学的には心理的な現象とされる一方、文化的・スピリチュアルには魂のメッセージとされることがあります。あなたの体験は、お母様との深い絆や供養の力が反映された、特別なものだと感じます。お母様が「元気な時の顔と声」で「ありがと」と言ってくれたのは、あなたの愛情と行動が届いた証かもしれません。
何か他に気持ちを共有したいことや、具体的な質問があれば、いつでも教えてください。お母様のご冥福を心よりお祈りします。