ApptioxServiceNowが実現したい世界観(1):問題意識

◇言いたいこと

以下の本が勉強になった。


SalesforceがCRM、SAPがERP、WorkdayがHRM、ServiceNowがBPM(orApplication Platform)にてDefact-Standardになったように、ApptioがTBMという概念の代名詞になるのかもなと思ってしまった。ITコンサルタントの次の世界がここにありそう。


◇TBMとは

Technology Business ManagementというITファイナンスのフレームワークである。
そして、そのフレームワークを用いたベストプラクティスといえるアプリケーション・サービスがApptioである。TBMカウンシルという団体によって仕様検討されている。

◇ITファイナンスとは

テクノロジーによって生み出されるビジネス価値の最大化を目的とした活動」である。

◇少し詳しく

IT投資(例えばServiceNowを全社導入します)があるとして、導入したらメリットがあります(社内のプロセスが簡素化された、一元化された、標準化された、モダナイズされた....)
このメリットが「テクノロジーによって生み出されるビジネス価値」です。
一方で、ServiceNowいれましたよかったねではなく、そもそもイニシャルの導入コスト(ベンダーやライセンス料)があり、導入後の運用保守の費用が掛かり続けることになります。
つまり、IT投資にはプラス(ビジネス価値の増加)とマイナス(コストの増加)の両面があります。

このバランスを図っていくことがTBMの価値です。両面を比較して、一番いい塩梅を探すことが「ビジネス価値の最大化を目的とした活動」と記載されています。


◇具体的にどうするの?

可視化⇒調整⇒最適化(全体管理プロセス)といった手順を踏みます。

そう、可視化です。これも掘り下げていきます。

◇大きな話:現代大企業に共通の悩み(IT投資のブラックボックス化)

IT投資ってわからないんですよ。よくわからないけど、欧米ではやっているらしきServiceNowっていうの、導入してみるっぺ!という気分になったとして、その費用感だったり。これは個別の話ですが、事業会社全体として「事業をうまくドリブンするためにはITの投資による差別化が大切だ」という題目の理解はありつつも、専門領域につき、よくわからない。年度予算は、よーわからないが売上の5パーセントでいいかな?(えいや!!)みたいなことがある。








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