プレゼン原稿2本「車で日本半周した時に感じたこと」「空き家を買って、直して、貸す」
話し方講座用の原稿を二本。なんかここにあげます。
原稿①:「車で日本半周した時に感じたこと」
皆さん、こんにちは。
今日は、私が車で日本を半周したときに感じたことをお話ししたいと思います。
旅をしたのは、5月末から6月にかけての約3週間。
佐賀県を出発して、下道で新潟県の上越市まで北上し、そこから三重県の伊勢神宮へ南下。
さらに四国を巡って、最終的にまた佐賀に戻るという、日本の西側をぐるっと回る旅でした。
走行距離は約2700km。なかなかの長旅です。
なぜそんな旅をしたのかというと、1か月ほど自由な時間ができたからです。
最初はYouTubeを見たり、お昼寝したり、散歩したりして過ごしていたんですが、
ふと「日本のこと、知ってるようで知らなくない?」と思ったんです。
写真や情報では見たことあるけど、実際に見たことはない。
それなら、実際に自分の目で見てみようと思って、車で走り始めました。
旅の目的は、インスピレーションを得ること。
よく「旅は気づきをくれる」なんて言いますが、僕もそんな何かを得られるかなと思っていました。
訪れたのは、いわゆる観光地や名所が中心です。
金閣寺を見て「思ったより神々しいな」と感じたり、
ご飯がおいしかったり、鳴門の渦潮がすごかったり、
そういう感想ももちろんありました。
でも、それ以上に印象に残ったのは、
「日本って、地続きなんだな」という感覚です。
当たり前のことかもしれませんが、実際に走ってみると、
地図や動画ではわからない“リアル”を肌で感じました。
そしてもう一つ。金閣寺を見たときに思ったことがあります。
「これはすごい。でも、自分とは何の関係もないな」と。
もちろん感動はしました。でも、写真を撮っている自分と、目の前の建物との間に、
何か意味があるのか?と考えてしまったんです。
それよりも、目の前の仕事や、大切な人との時間、
自分が本当にやりたいことや、おいしいものを食べること。
そういう“日常”のほうが、よっぽど意味があるんじゃないか。
旅の途中で、そんなことを心から思いました。
観光地は20〜30か所くらい回りました。
どれも素晴らしかったです。でも、旅を終えて思ったのは、
「日常でがんばろう」ってことでした。
旅は、もういいかな?
そんな気持ちになった、日本半周でした。
ありがとうございました。
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原稿:「空き家を買って、直して、貸す」
皆さん、こんにちは。
今日は、私が最近取り組んでいることについてお話しします。
それは「空き家を買って、直して、貸す」という、いわゆる大家業です。
興味が湧いて、思い切って家を2軒購入しました。
そして今、その家に住みながら、自分で少しずつ直しています。
何が面白いかというと、「家って、自分で作れるんだな」と気づいたことです。
コンクリートの補修、壁紙の張り替え、人工芝の設置、外壁のペンキ塗り直し、給湯器の交換など、
構造そのものを変えない範囲で、いろんな作業を自分でやっています。
草むしりの重労働っぷりには驚きましたし、ホームセンターに行くと土の種類が多すぎて楽しいです。
知らないことをやってみると、「こんな世界があったのか」と新鮮な発見があります。
大工さん、不動産屋さん、ホームセンターの店員さんなど、
これまで関わることのなかった人たちとのやりとりもあって、
「世の中って奥深いな」と感心することばかりです。
ちなみに、なぜ大家業を始めたかというと――
正直に言うと、「楽したいな」と思ったからです。
でも、やってみたらめちゃくちゃやることが多くて、
怠惰を求めて勤勉に行き着きました(笑)。
とはいえ、なんだかんだ楽しんでやっています。
今のところ儲けはありませんし、稼働もすごいですが、
「新しい趣味がひとつできたな」くらいの気持ちで続けています。
ご清聴、ありがとうございました。