簿記3級演習-150回

はじめに

11/9の簿記2級受験に向けて学習開始。
昨年に独学で簿記二級の範囲をガチで勉強したので、一年触れずでどれだけできるか...
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では学習開始。





一問目

Q1
仕入先徳山商会より商品¥500,000 を仕入れ、代金のうち¥300,000 は当店振出の小切手で支払い、残額は 掛けとした。なお、当店負担の引取運賃¥8,600 は現金で支払った。

回答
仕入500,000 / 支払 300,000
運賃  8,600  / 掛金 200,000
                  / 運賃  86,000
正解
仕入 508,600 / 当座預金 300,000
/ 買掛金 200,000
/ 現金    8,600

解説
・仕入=購入代価+付随費用
・小切手は当座預金の減少
・購入残額は買掛金
・資産+の活動は左、資産-の活動は右

Q2
昨年度に得意先が倒産し、その際に売掛金¥1,000,000 の貸倒れ処理を行っていたが、本日、得意先の清算 に伴い¥350,000 の分配を受け、同額が普通預金口座へ振り込まれた。なお、昨年度の貸倒れ時には貸倒引当 金で補てんしている。

回答
清算金 350,000 / 貸倒 1,000,000
引当金 650,000 /

正解
 普通預金 350,000 / 償却債権取立益 350,000

解説
・貸倒処理した債券を当期回収した場合、昨年度の費用の取り消しができないため、償却債権取立益という収益を計上して、昨年度の費用の取り消しを行う。
・〇〇/収益
・振込←利益

Q3
建物の定期修繕にともない代金¥3,000,000 が当座預金口座より引き落とされた。定期修繕代金のうち、 ¥2,000,000 は原状回復のための費用であるが、残額については建物の価値を増加させる効果を有していると 認められた。

回答
建物 3,000,000 / 修繕 2,000,000
                       / 資産増加 1,000,000

正解
修繕費 2,000,000 / 当座預金 3,000,000
建物    1,000,000 /

解説
・原状回復は修繕費
・価値増加は建物
・口座引き落としは右

Q4
決算にあたり、現金の手許有高を調べたところ、帳簿残高は¥160,000であるのに対して、実際有高は ¥150,000であった。この現金過不足額のうち¥6,000は、旅費交通費の計上もれであることが判明したが、残 額については不明である。

回答
決算 160,000 / 実際 150,000
                    / 旅費交通費 6,000
                    / 使途不明金 4,000

正解
旅費交通費 6,000 / 現金 10,000
雑損          4,000 /

解説
・現金不足の場合。現金支出(右)
・判明分を適切に処理して、不明分を雑損で処理する

Q5
販売目的で保有する棚卸資産の保管用倉庫の賃借料¥225,000 を現金で支払った。

回答
現金 225,000 / 貸借 225,000

正解
保管費 225,000 / 現金 225,000

解説
・保管用倉庫の貸借料は、保管費勘定

二問目

問題
霧島商店の平成 30 年 10 月の取引(一部)は次のとおりである。それぞれの日付の取引が答案用紙に示された どの補助簿に記入されるか答えなさい。解答にあたっては、該当するすべての補助簿の欄に〇印を付し、該当す る補助簿がない取引には「該当なし」の欄に〇印を付すこと。

3日 先月仕入先島崎商店より仕入れていた商品のうち¥5,600 が品違いであったため本日返品した。なお、 商品代金は島崎商店の掛代金と相殺した。
9日 先に受け取っていた約束手形¥600,000 が当店の当座預金口座に入金された。
15 日 得意先杉塘商事に対して商品¥1,200,000 を販売し、代金のうち¥500,000 は得意先振出の小切手で受 け取り、残額は掛けとした。なお、商品発送時に当店負担の発送費¥36,000 が生じており、現金で支払っ た。
21 日 得意先光の森商事が倒産し、同商事に対する受取手形¥500,000 および売掛金¥100,000 が回収不能と なり、貸倒損失として処理した。
30 日 仕入先三角物産に掛代金¥300,000 を代金のうち半分は当店振出の小切手で支払い、残額は当店振出の 約束手形を振り出して支払った。

回答
返品 5,600   / 掛け金 5,600
入金 600,000 / 約束手形 600,000
受取 500,000 / 売上 1,200,000
掛金 700,000 / 支払 3,600
運賃 3,600
受取手形  500,000 / 貸倒引当金 1,500,000
売掛金  1,000,000 /
支払い 150,000 / 掛け金 300,000
手形   150,000 /

正解
補助簿の選択と記入の問題。
補助簿の種類
・現金出納帳
・当座預金出納帳
・商品有高帳
・売掛金元帳
・買掛金元帳
・仕入帳
・売上帳

3日 先月仕入先島崎商店より仕入れていた商品のうち¥5,600 が品違いであったため本日返品した。なお、 商品代金は島崎商店の掛代金と相殺した。
買掛金 / 仕入 商品有高帳、仕入帳

9日 先に受け取っていた約束手形¥600,000 が当店の当座預金口座に入金された。
当座預金 / 受取手形

15 日 得意先杉塘商事に対して商品¥1,200,000 を販売し、代金のうち¥500,000 は得意先振出の小切手で受 け取り、残額は掛けとした。なお、商品発送時に当店負担の発送費¥36,000 が生じており、現金で支払っ た。
現金 / 売上
売掛金 /
発送費 / 現金

21 日 得意先光の森商事が倒産し、同商事に対する受取手形¥500,000 および売掛金¥100,000 が回収不能と なり、貸倒損失として処理した。

貸倒損失 / 受取手形
/ 売掛金

30 日 仕入先三角物産に掛代金¥300,000 を代金のうち半分は当店振出の小切手で支払い、残額は当店振出の 約束手形を振り出して支払った。
買掛金 / 当座預金
/ 支払手形

三問目

合計試算表の作成。合計試算表は前期末の貸借対照表に取引を加算して作成する。二十仕訳を対策する。

問題
現金取引
⑴ 売掛金の回収 ¥ 100,000 
⑵ 当座預金からの引出し ¥ 120,000 
⑶ 商品受注に伴う手付金の受取り ¥ 300,000 
⑷ 水道光熱費の支払い ¥ 66,000 
⑸ 従業員への旅費の概算払い ¥ 80,000

正解
現金 100,000 / 売掛金 100,000
現金 120,000 / 当座預金 120,000
現金 300,000 / 前受け金 300,000
水道光熱費 66,000 / 現金 66,000
仮払金 80,000 / 現金 80,000

当座預金
⑴ 約束手形の期日入金 ¥ 500,000 
⑵ 買掛金の支払い ¥ 300,000 
⑶ 現金の引出し ¥ 120,000 
⑷ 約束手形の期日支払い ¥ 250,000 
⑸ 小切手振出しによる商品の仕入れ ¥ 364,000 
⑹ 給料の支払い ¥ 275,000 (ただし、預り金¥25,000 控除後の金額) 
⑺ 通信費の支払い 

正解
当座預金 500,000 / 受取手形 500,000
買掛金 300,000 / 当座預金 300,000
現金 120,000 / 当座預金 120,000
支払手形 250,000 / 当座預金 250,000
仕入 364,000 / 当座預金 364,000
給料 300,000 / 当座預金 275,000
/ 預り金 25,000
通信費 25,000 / 当座預金 25,000

仕入
⑴ 約束手形の振出しによる仕入れ ¥ 220,000 
⑵ 掛仕入れ ¥ 998,000 
⑶ 小切手振出しによる仕入れ ¥ 364,000 
⑷ 仕入戻し(掛代金から控除) ¥ 25,000

正解
仕入 220,000 / 約束手形 220,000
仕入 998,000 / 買掛金 998,000
仕入 364,000 / 当座預金 364,000
買掛金 25,000 / 仕入 25,000

売上
⑴ 約束手形の受取りによる売上げ ¥ 500,000 
⑵ 掛売上げ ¥ 860,000 
⑶ 手付金を受取っていた得意先 ¥ 200,000 への商品の引渡し 
⑷ 売上の返品(掛代金から控除)

正解
受取手形 500,000 / 売上 500,000
売掛金 860,000 / 売上 860,000
前受金 200,000 / 売上 200,000
売上 36,000 / 売掛金 36,000

その他
⑴ 前期末に計上された前払家賃勘定の再振替処理を期首に行った。 
⑵ 前期に発生した売掛金¥52,000 が貸倒れた。 
⑶ 備品¥800,000 を取得し、代金は翌月末に支払う。

正解
支払家賃 55,000 / 前払家賃 55,000
貸倒引当金 52,000 / 売掛金 52,000
備品 800,000 / 未払い金 800,000

四問目

伝票会計。日々の取引記録仕訳帳の代わりで使用
・入金伝票:借方に現金が生じる伝票
現金 100,000 / 受取手形 100,000
現金 180,000 / 売上 180,000
現金 50,000 / 当座預金 50,000

・出金伝票:貸方に現金で生じる伝票
仕入 96,000 / 現金 96,000
営業費 29,000 / 現金 29,000
買掛金 250,000 / 現金 250,000
支払手形 100,000 / 現金 100,000

・振替伝票:入金・出金に記載されない取引の伝票
買掛金 1,000 / 仕入 1,000
買掛金 150,000 / 支払手形 150,000
売掛金 300,000 / 売上 300,000

五問目

精算表の作成。会計帳簿外で作成され、決算整理仕訳を修正記入で行うことにより、簡便的な財務諸表の一覧表を作成する。

1.売掛金のうち一部が当店の普通預金口座へ振り込まれていたことが判明し、その振込金額を仮受金勘定 (当該取引以外に仮受金勘定に計上したものはない)で処理していた。  
2.期末商品の棚卸高は¥95,000 であった。売上原価は「売上原価」の行で計算すること。  
3.備品について定額法(残存価額ゼロ、耐用年数8年)により減価償却を行う。  
4.期末の受取手形および売掛金の残高に対して 5.5%の貸倒れを見積り、差額補充法により貸倒引当金を 設定する。 
5.給料の未払分が¥108,000 ある。  
6.受取地代は奇数月の月末にむこう2か月分として¥33,000 を受け取っている。 
7.借入金は、当期の8月1日に期間3年、利率年 5.7%(利息は毎年7月末に支払い)の条件で取引銀行 より借り入れたものである。なお、利息の計算は月割によること。 


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